Apple SIMを日本国内で疑似デュアルSIMとして使う

Apple SIMは日本国内でも使えます。

ただし割高ですが……。しかし、このApple SIMには国内でも便利な機能があります。


Apple SIMは渡航者に向けての製品であるため、利用できるプランはプリペイドプランに限られます。
しかし、Apple SIMには複数のキャリアと同時に契約して切り替え利用できるというメリットがあります。

つまるところ、大手キャリアのプリペイドプランしか選択できず通信料金を下げる用途には向きませんが、疑似的なデュアルSIM(Dual SIM Single Standby)として冗長化を図るのには便利かと思います。
iPad Proをお持ちであればDocomo本家のSIMと合わせて3キャリア切り替えが実現できるかもしれません(MVNOの場合、キャリア構成プロファイルによりAPNが切り替わってしまうため常用は難しい)。

現在、国内ではauとSoftBankがApple SIM向けにサービスを提供しています。価格は1GB/31日が1620円と両者変わりはありませんが細かい違いがあります。
(ローミング専用キャリアのGigskyとAlwaysOnlineは割高なうえ、日本居住者は基本的に使用できないので割愛)
プリペイドプランですので、いずれも契約の縛りはありません。また契約事務手数料も不要で、初期費用はApple SIMの購入価格(現時点では税込み648円)のみです。
テザリングは両者ともに有効化され、追加料金なしで使用が可能です。しかしそもそも通信量が少ないですので、データ通信量をあっという間に枯渇させないようにご注意ください。

サービス au(LTEデータプリペイド) SoftBank(4Gデータプリペイド)
使用可能なネットワーク 4Gのみ1)3Gは使用不可。4Gを無効にすると、圏外となります 3G/4G
有効期限 31日後の開通時刻まで2)申し込み時刻またはチャージ時刻から744時間後まで 30日後の21時まで3)申し込み日が1日目としてカウントされるため
データ残量の確認 モバイルデータ通信画面で確認可能 アカウント設定の画面で都度確認4)モバイルデータ通信の画面内にボタンはあるが、手間がかかる
余ったデータの扱い 期限内または期限切れ後24時間以内にチャージすれば継続可能5)積み立てられるデータ量の上限はなく、チャージするたびにすべてのデータ容量の有効期限が更新される 破棄される
データ残量の継ぎ足し いつでも可能6)期限が残っているのにチャージした場合は、チャージしてから31日後の期限が再設定される。期限が31日延長されるわけではないので注意すること。 残量か期限が切れてから7)有効なデータ残量があるのに継ぎ足ししようとすると、残量が残っている旨のメッセージが表示されてデータ容量を購入できない
自動継続 残量1%未満もしくは期限切れ時 オプション無し

こうしてみると、auのほうが細かいところで気が利いている気がします。
また、auの場合はポストペイド契約がある場合はデータシェアを組むことができます。ただし、名義が一致している必要があります。名義が一致していない場合は後々困りますので、入力間違いにはご注意ください。登録する氏名を間違えた場合は、auショップに開通翌日以降(厳密には翌朝9時以降)身分証明書を持参のうえ出向く必要があります。開通日ではデータベースに反映されていないので修正が効きません。

両者のプランを契約すると、このようにiPadの画面上でキャリアの切り替えができます。再起動や機内モードのオン/オフは不要ですが、まれに設定画面がフリーズすることはあります。この場合は設定アプリケーションを終了して立ち上げ直します。
ただし、このように2回線維持し、切り替えて使用する場合はApple SIMを都度書き換えることになるため、まれにキャリア設定の読み込みに支障が出ることがあります。それゆえ、このスクリーンショットのように画面左上にKDDI(現時点ではau)と表示されるようなことも起こります。このような使い方はApple SIMの想定外なのかもしれません。

2回線維持する場合は31日あたり2GB(1GBが2回線)で3240円となります。これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれです。
プリペイドプランの場合、通信容量を使い切ると速度制限されるのではなく直ちに通信不可能になります。

わざわざiPadのために割高なプリペイド回線を2回線も契約する人はいないかと思いますが、このようにApple SIMには複数のデータ通信プランを書き込んだうえ、切り替えて利用することができるようになっています。

脚注   [ + ]

1. 3Gは使用不可。4Gを無効にすると、圏外となります
2. 申し込み時刻またはチャージ時刻から744時間後まで
3. 申し込み日が1日目としてカウントされるため
4. モバイルデータ通信の画面内にボタンはあるが、手間がかかる
5. 積み立てられるデータ量の上限はなく、チャージするたびにすべてのデータ容量の有効期限が更新される
6. 期限が残っているのにチャージした場合は、チャージしてから31日後の期限が再設定される。期限が31日延長されるわけではないので注意すること。
7. 有効なデータ残量があるのに継ぎ足ししようとすると、残量が残っている旨のメッセージが表示されてデータ容量を購入できない
広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

広告