しろそくに対する民事訴訟、個人情報はコロプラへ

いつの間にかしろそくがコロプラに訴えられていましたな。

By: Eric


虚偽情報を流したり、炎上を煽ったりでいろいろ酷かったことでコロプラの逆鱗に触れたようです。


既に判例が上がっていました。
消える可能性がなくもないのでここにPDFを置いておきます。
結果としては当然しろそく側が負けたわけですが、お互いの主張について読み解いていこうかと。

基本的に、インターネットにまつわる訴訟は3段階となっております。
ブログサービスは基本的に発信者の個人情報(氏名や住所)を保持していません。しかし、接続情報(IPアドレス)は保持しています。
従って、第1段階としてはブログサービスにIPアドレスを請求するところから始まります。これ自体はそこまで難しくありません。
接続情報を手に入れたら、次は投稿者の個人情報を割り出します。これには、手に入れたIPアドレスを基にプロバイダ(ISP)に請求します。
ここに関しては第1段階より難易度は高いです。また、この際発信者にISPから意見照会が行われることがあります。ここで発信者はプロバイダ経由で反論をすることができます。
無事個人情報が手に入れられたら、3段階目として本人に対し損害賠償請求を行います。

今回の判例では、この2段階目が行われていたことになります。

今回の訴訟に関する論点を簡単に略すと次の通りです。分かりやすくするために普遍的な部分は省略しています。
原告:コロプラ(以下コ)
被告:しろそく(以下し)。厳密にはプロバイダであるエキサイト株式会社であるが、便宜上しろそく運営者として扱う。
コ:イラスト制作会社からイラストを貰ったけど、レタッチや合成を加えて、実際に業務に使っているから私のものね。しろそくは無断で(私を貶める記事に)使ったでしょ!ひどい!
し:知らない。本当にそのイラストに対する著作権持ってるの?
コ:損害賠償請求したいの、個人情報教えて。
し:やだ。

訴訟の結果は次の通り。
イラスト制作会社(株式会社アクア)からイラストを納品してもらった時に著作権もコロプラに渡した。つまりコロプラはそのイラストに対する著作権を持っている。
しろそくはその画像を勝手にコピーして誰でも見られる場所(ブログ)に置いた。つまるところ違法コピー。損害賠償請求のために氏名住所は必要だから、コロプラに教えなさい。
記事2つ出したみたいだけど、時間も近接してるしメールアドレスも一緒じゃん。どっちもしろそく運営者が書いたものでしょこれ。

結局著作権を盾にした訴訟となったわけですが、その画像を使われた上で虚偽情報の流布、炎上商法が行われていたことでコロプラは看過できなくなったものと推察されます。
この訴訟をもって、コロプラはしろそく運営者の個人情報を手に入れることができたことになります。この後、3段階目として損害賠償請求を行うことになると思われます。和解の可能性もなくはないですが。
現時点ではコロプラには一銭も入っていないので、3段階目でどうなるかが気になるところです。

ちなみにこれをもってしろそく運営者が逮捕されるというのは早計です。民事訴訟と刑事告発は別物です。民事訴訟で負けても前科はつきません。また今回は完全にしろそく側の負けですが、10:0での勝ち負けにはならないこともあります。
民事訴訟では差し押さえや資産探し等の手続きを原告自ら行う必要があるため、刑事訴訟に比べるとこの辺りは難しいです。場合によっては逃げられる可能性もあります。
もっとも、コロプラが刑事告訴すれば捜査の上何かしらの処罰は下されることになるのですが。刑事絡みの情報に関してはニュースにでもならない限り出回らないので正直どうなっているかは外部からは分かりにくいです。

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